ワールド・ビジョンに寄付した感想

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国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン(英: World Vision 以下、ワールド・ビジョンと記します)に2018年12月寄付しました。
管理人が寄付するにあたって調べた内容や寄付してみた感想についてお話します。

ワールド・ビジョンのWEBサイト
URL:https://www.worldvision.jp/

ワールド・ビジョンは、キリスト教精神に基づいて緊急人道支援、市民社会や政府への働きかけ(アドボカシー)を行う国際NGO(非政府組織)とされています。

が、中心は途上国の子供たちの支援です。なかでもチャイルド・スポンサーシップ(*)が基幹の支援内容になっています。
よって、以前紹介したプラン・インターナショナル・ジャパンとよく似ていると思われます。


チャイルド・スポンサーシップは、チャイルドと呼ばれる途上国の子どものスポンサーとなる形をとって、子どもと手紙をやりとりしたり、希望すれば子どもの住む地域を訪問して交流しながら、子どもと住んでいる地域を応援するしくみのことです。
ワールド・ビジョンでは、毎月4,500円の支援でスポンサーになることができます。

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ワールド・ビジョンについて

ワールド・ビジョンはどんな団体か?

ワールド・ビジョンは、1950年米国で設立されました。
以来、世界の子どもたちが「健やかに成長」するように活動を続けており、その範囲は現在では約100カ国に広がっています。

活動は以下の3つを柱にしています。

  • 開発援助活動(チャイルド・スポンサーシップが中核)
  • 自然災害や紛争地域での緊急人道支援
  • 子どもを政府や市民社会への働きかけ(アドボカシー)

ワールド・ビジョン・ジャパンは、30年前の1987年に設立。
国内でのスポンサー数は2017年で49,233人、チャイルド数は 56,812人となっています。

これは、プラン・インターナショナル・ジャパンより多い数字です。

ワールド・ビジョンへの寄付金は横ばい状態

ワールド・ビジョンの財務諸表は、もちろん公開されています。

それを見ると、ワールド・ビジョンの2018年度の収入は、約52.4億円。
うち38.2億円(約73%)が寄付金によって賄われています。寄付金以外では、WFPやUNHCRの国連機関や外務省からの補助金が殆どを占めています。

寄付金収入の38.2億円のうち、31.1億円(81.4%)がスポンサーシップ募金となっていて、やはりチャイルド・スポンサーシップがワールド・ビジョンの中心であることがわかります。

ここで、寄付金収入の推移を見ると、以下のようになっています。

ワールド・ビジョンへの寄付金推移 横ばいが続いている

ここ7年間も、37~38億円前後とずっと横ばいで推移していることがわかります。

人件費などの管理費は、2018年度で95百万円となっています。これは経常費用の2%以下となっていて、日本ユニセフなど他の団体に比べると、突出して少ないように思われます。

固定資産も土地や建物のような大きなものは保有していないようです。

ワールド・ビジョンに寄付してみた

郵便局から郵便振替にしたが…

管理人もワールド・ビジョンに寄付してみました。
相手の顔が見えるチャイルド・スポンサーシップが望ましいのですが、取り敢えず、1回限りの緊急人道支援のための募金という形で、1,000円を寄付しました。

募金方法は、クレジットカード、コンビニエンスストア、郵便振替があります。
コンビニ払いの場合は、払込票をワールド・ビジョンに連絡して送ってもらう必要があります。それで、今回は振込手数料はかかりますが、郵便局備付けの振込用紙で、ATMから入金しました。

ワールド・ビジョンに寄付 (振込)

2週間後に礼状が来た

入金してから、ちょうど2週間後に礼状が届きました。

ワールド・ビジョンからの礼状

内容は

  • 礼状(初めて寄付した人への手紙)
  • パンフレット
  • ポストカード(絵葉書)

となっています。

ワールド・ビジョンのポストカード
ポストカード

領収証は、別に毎年1月に、1年分をまとめて送ってくるそうです。

感想としては、結構あっさりしているなと思います。
日本ユニセフやUNHCR協会だと、さらに寄付を求めるための振込用紙は入っているし、手紙の内容も煽るような印象もあるのですが、ワールド・ビジョンから来たものは、御礼と今後もよろしく、というものでした。

ワールド・ビジョンに寄付を勧めたい理由

ワールド・ビジョンの基幹支援であるチャイルド・スポンサーシップは、支援するチャイルドと交流することができます。

  • チャイルドと手紙のやり取りをする
  • チャイルドが住む場所を訪問する

ことで、相手の顔が見える寄付ができるわけです。
支援を受けて成長していくチャイルドを見守ることは、親になったような喜びが得られるのではないでしょうか。

なお、ワールド・ビジョンは、寄付を受ける団体としての条件には十分適っています。

  • 団体として信頼できる
  • 活動実績がある
  • 寄付金の使い道が明確である

個人的には、管理費の割合や大きな財産を保有していない点で、日本ユニセフなどよりずっと好感が持てます。

チャイルド・スポンサーシップに参加する前に留意しておきたいこと

チャイルド・スポンサーシップは楽しい、やりがいがありそうだ、と思われる方も多いことでしょう。もちろん素晴らしい制度ですが、事前に以下のことを留意しておく必要があります。

チャイルド・スポンサーシップは、里親とは違って、その子どもを支援するのではなくて、あくまで子どもが住んでいる地域を応援することです。

ですから、あなたのお金が直接チャイルドの学費や食糧の為に使われるのではないです。
たとえば、村の井戸を掘るためとか、近所の子供の支援に使われるかもしれません。
間接的には(巡り巡って)そのチャイルドを支援することにはなると思いますが、地域の支援であることを誤解しないようにしましょう。

チャイルドからの手紙は、支援するチャイルドが小さくて、字が書けないこともあるし、その場合は代筆になります。

せっかく支援しても、チャイルドが、家族の事情などで学校へ行けなかったりすることもあり得ます。(そのような場合でも、チャイルドの近況は専用サイトにログインすれば、わかるようになっています)

まとめと感想

ワールド・ビジョンのチャイルド・スポンサーシップは、相手の顔の見えるもので、とても魅力のある寄付の形態だと思います。

私も収入が安定したら是非やってみたいです。

ただ、期待し過ぎて失望しないためにもチャイルド・スポンサーシップが、個人を支援する制度ではないことは理解しておく必要があるでしょうね。

また寄付したい度:★★★★(5星中4つ)

●ワールド・ビジョン



1日あたり150円の支援で「希望」を

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