国境なき医師団に1,000円寄付したときの感想や寄付するにあたって調べた内容を紹介します。
災害が発生したとき、緊急医療は不可欠です。
国境なき医師団は、アフリカやアジアで活動を行っているという印象ですが、東日本大震災や熊本地震のときも医師団を派遣し、医療援助を行っています。
URL:http://www.msf.or.jp/
国境なき医師団について
国境なき医師団とは
国境なき医師団(MSF)は、災害や紛争地域などで医療を受けられない人たちに向けて援助活動を行っている民間団体です。
1971年にフランスで設立、日本では1992年に「国境なき医師団日本」として発足しています。1999年にノーベル平和賞を受賞しました。
認定NPO法人になっていて寄付金は所得税等の控除の対象となります。
国境なき医師団への寄付は増えている
国境なき医師団日本は、2016年度で約77.2億円の寄付金を集めています。
2012年度は46.7億円でしたので、4年で1.65倍になったことになります。
過去5年の寄付金額の推移は下のグラフの通りです。
一方で、寄付を集めるための費用(広告費と募金活動費)が、4分の1近くかかっていて、効率の悪さが目につきます。この点は、寄付したくない理由で後述します。
国境なき医師団に寄付してみた
国境なき医師団への寄付は手数料無料が多い
国境なき医師団に寄付するには、次のようなたくさんの支払方法があります。
・クレジットカード
・コンビニエンスストア
・ペイジー (ATM・インターネットバンキング)
・モバイルSuica
・楽天Edy
・auかんたん決済
・ゆうちょ銀行
・楽天銀行
・住信SBIネット銀行
・ Famiポート募金
このうち、ゆうちょ銀行(郵便振替)以外は、振込み手数料は、無料です。
管理人は、楽天銀行からの振込みで行いました。
ネット振込みなのでラクかと思ったのですが、エラーが出てなんども入力し直しました。(汗;)
途中で、国境なき医師団に電話して尋ねましたが、対応してくれた女性はたいへん親切に教えてくれました。
国境なき医師団から礼状が来た
国境なき医師団から封筒で礼状が届きました。
楽天銀行経由で入金して、ちょうど1週間後に頂きました。
内容は
・感謝状
・領収書
・アンケート用紙
・「新しい寄付者の皆様へ」というパンフレット
となっており、とくに寄付を求める振込用紙や申込書のようなものはありませんでした。
国境なき医師団に寄付をすすめたい理由
現場の最前線で命を救う医療活動を行っている
国境なき医師団は、災害や紛争等で命の危険に晒されている人たちを救う活動を行っています。そこには、医師団の方自身にも危険があるわけで、彼らの活動には深く敬意を表せざるを得ません。
アドレスラベルを貰える
国境なき医師団からのDMには、時々自分の名前と住所が入っているシール(アドレスラベルと呼んでいます)が入っていることがあります。
文字が小さいのが少し残念ですが、けっこう便利で、封筒や自分の持ち物に貼って使えます。
国境なき医師団に寄付をすすめにくい理由
DMが多い
国連UNHCR協会や国連WFP協会ほどではありませんが、DMは来ます。
以前は、名簿業者から購入して勝手にDMを送っていたそうです。(wikipediaより)
管理人がこの団体の他の言動を含めて思うに、「目的のためなら、人が不快に思うようなことも許される」と考えているフシがあります。
無駄な広告活動
国境なき医師団の事務局長が、東洋経済の記事で、日本での寄付集めにはコストが米国の倍かかると言っています。
でも、上のように、いきなり関係ない人にDMを送っても効率が悪いのは当然ではないでしょうか。はっきり言って、やり方が悪いのに、それを日本人の内向きのメンタリティのせいにするのはいかがかと思います。
国境なき医師団の場合は、寄付金集めのコスト(広告費と募金活動費)は24%を占めています。つまり、1000円集めるのに240円使っているということです。
しかし、他の団体、たとえば日本ユニセフの場合は、1,000円集めるのに140円で済んでいます。
閉鎖的なリンクポリシーに納得できない
国境なき医師団のサイトでは、かつては「勝手にリンクするな」と明記されておりました。
現在は「リンクされる場合は、事務局広報部までご連絡ください」とあります。
ただし、事務局から返信がない場合であっても、当該リンクを認知したことを意味するものではありません。
閉鎖的なリンクポリシーは、少しは表現が緩和されましたが、公益団体としていかがなものかと思います。(次の回に詳しく説明します)
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